ボンボニエール

たまに思い出すために

2024.01.07

今日は名古屋に長い付き合いの友人とランチをしに出かけた。

10年くらいの付き合いになるネット上の友人。私よりも3つ年上。趣味で出会った人。当時はまだSNSも盛んではなくてお互い学生だった。個人のサイトみたいなもので出会ったような気がする。全然覚えていないや。そんな学生時代の趣味が今も続いていることに驚きではあるが、お互い連絡を取っているのも会うのも驚き。ネッ友が友人に変わった人の一人だ。

名古屋駅から少し外れたところの小さなビストロでランチ。前菜の盛り合わせにメインで私はポークを選ぶ。友人はタンシチュー。フォカッチャも美味しかった。ゆったりとしたペースで料理が運ばれてくるのでついついおしゃべりが進んだ。

友人と言ってもやはり趣味で繋がったので話題はもっぱら趣味の話。好きなアーティストのツアーが近いのでどんな曲をやるか予想したり、あの時の演出が良かっただの、グッズがダサすぎるだの言いたい放題。抱く感情が近いので会話も共感で進んでいくことの心地よさがある。人生の忙しいポイントがお互い似ているのでいけなかったライブも一緒。聴きたい曲に思いを馳せて週末のライブに備える。

ランチを終えて名古屋駅でぶらぶらしつつお茶。もちろんライブの話だけじゃなくて、お互い社会人なので仕事の話やライフプランの話もする。似たようなことを考えているのでこの話題も共感の嵐。お互いが遠い場所でお互いの人生を似た価値観で歩んでいると知れるとなんだか心強い。他人に流されるわけではないけど、自分の人生の進み方が不安になるときだってある。間違ってないかもな、幸せの選択は自分でするべきだよなと思えて年齢で考えるいろんなしがらみが少し楽になった日だった。

 

楽しかったので少し遅めに帰路に着き、実家で餃子パーティ。(我が家の餃子は100個くらい作ってホットプレートで焼きながら食べる)本来朝に食べるはずの七草粥がなぜが夕飯に出てくる。胃を休めるものなのに餃子とビールと出てくるのが何ともいい加減で我が家らしい。細かいことは気にしないが、季節の行事や習わしはとりあえずやる。良くも悪くも知らないで恥をかかずに済んでいることが多いのは、こういったことをずっとやってくれている親のおかげだ。

 

七草粥について知っているようで知らないので、日記を書いていることだしちょっと調べてみた。

春の七草:セリ・ナズナゴギョウハコベラホトケノザスズナスズシロ

江戸時代から1/7に七草粥を食べる風習が広まったそう。正月料理が続いた胃の疲れを癒す以外に無病息災でいられるようにという願いが込められている。

ふーん、なるほど。小さいころに七草を覚えたけどすっかり忘れていた。我が家の七草粥はとにかく味がしないので結局後から塩をかけたり醤油をたらしたりして食べる。小さい頃にはあまり感じなかったが、米の甘さが広がってそれなりに美味しい。年をとったとも言えるが、美味しいと思えるものが増えるのはうれしいな。

 

食事の後は姉と父の誕生日が近いのでケーキとシャンパン。久しぶりに大きなホールケーキを見た気がする。今年も変わらず健康に過ごしてほしい。特に父。実家と地元を満喫できた日だった。